自閉症児と災害時、安全に過ごすのに必要なものは?

東日本大震災直後に一軒家に転居した我が家。

直接被災したわけではないのですが、いろいろと影響を感じ、その被害の大きさを間接的に、そして長期化することを実感していました。

そこで、新居では、災害時の貯えをきっちりやることから始めました。

2ℓペットボトルの水6本入りの箱を6つ準備。

乾パン、カレー、ビスケット、キャラメル等の食糧や、ラップやタオル、ラジオ、軍手とマスク、スリッパ、カッパ、缶切り、多機能ナイフ、紙皿、割りばし、コンビニでもらえるスプーンなどをまとめた非常持ち出しリュック。

カセットコンロとボンベをまとめ、子どもたちとの待ち合わせ場所も決めました。

一人ひとりコップなしで飲めるように、500mlペットボトルの方が重宝という意見もあります。
でも普段飲むものはお茶などにするのでしたら、米を炊くとき用に2Lペットボトルでもいいのかなと思います。

家にいるときはここの広域避難所。

学校にいるときなら、学校にいること。

すれ違いにならないよう、子どもたちはその場を動かない。

あんなに準備していたのに、気が付けば水も食糧も期限切れ。

こまめに入れ替えられるよう、防災用の食品ではなく、普段から食べられるものを多めに買って、定期的に食べた方がいいなど、対策の基本も変わっていきますが…

では非常時のために、何を準備しておいたらいいのでしょう?

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突然の停電!そして臨時休校、デイなしをどう理解?

我が家が地震に遭遇したのは夜中の3時。みんな寝静まっていました。

一度寝ると起きない子どもたちも、さすがに飛び起きる震度5強。

背の高い家具などもないので、地震による被害は全くなかったのですが、その直後に停電。

前日、25年ぶりの非常に強い台風が通過し、停電していた個所もあったのに、まったくの他人事でした。

ボンズが通う中学校も、キョウダイの学校も当然臨時休校。

事前のスケジュールもぶっ飛ぶ急展開に、変更に弱い自閉症児ボンズはどうだったかというと…。

あまりの揺れに起こされたのもあったのか、ボンズはすんなり納得できました。

さらに、電話がうまくつながらず、なかなか連絡の取れなかったデイサービスの休みも、自分から言い出すくらい、「非常事態である」ことが理解できたようです。

この日のできごとをまとめたブログはこちら。

自閉症のキミが好き!

あら、これは大きいな、スマホはすでに「地震です」って言ってるけど、言われなくてもわかるほどの音と揺れ。ボンズは寝ぼけてるのもあったのか、「DVD拾って~~~」と怒りながら寝室へ。チチ不在の日だったので、姉コッコ(高2)と弟チビスケ(小5)も起きて廊下で右往左往。ハハ、まだ寝ぼけながらもママ友とラインしていたら、彼女たち...

一番困ったことは、停電。電気がないことにどう対応?

停電という経験がほとんどなかった我が家。

ブレーカーを落としたことはちょくちょくあり、ボンズはその都度、テレビが消えた、周りが見えなくなったと怒っていました。

一時的に近隣一帯が停電したこともあったのですが、それも一瞬のこと。

今回は地震による停電だろうことは想像がついたので、いつ電気が戻るのだろうと車のテレビを観にいきました。

すると、想像を絶する大停電で、すぐに復旧することはなさそうだということがわかり…。

ボンズの余暇活動が心配になりました。

ソーラー、手回しで発電できるLEDライト、しかもラジオ付きはあったら重宝したな~と、あとから購入しました。 

心配その1、食事について

朝はパン食の多いボンズ、たっぷりと甘いチョコやクリームをつけて、食パンを2枚食べます。

この朝は、「トースターつかないよ」というと、トーストしないパンを食べていました。

トーストして食べるということは、たいしたこだわりではなかったんでしょうね。

昼は、圧力鍋とカセットコンロで炊いたご飯でおにぎり、ゆで卵、じゃがいもです。

米はいつもと炊き加減が全然違うし、形もいびつ(うまく握れなかった)。

ゆで卵にお醤油は大丈夫ですが、ゆでたジャガイモにマヨネーズをかけて食べているのを見て…ちょっと真似していました。

冷えたもの、形が悪いもの、いつもと違うおにぎりでもクリア。

夜は、庭で食べたいというのをOKしたので、同じおにぎりと野菜スープでしたがご機嫌でした。

偏食がかなりなくなってからだったので、食べることでは苦労なく大変助かりました。

カセットコンロのおかげでおいしいごはんを食べられて本当に助かりました。

こういうのがあると、鍋の季節にも活躍しますよね。

心配その2、ポータブルDVDの単三電池

ポータブルDVDやiPod、3DSなどの電子機器の全てを、電源コードとつなぎながら遊ぶので、コードや充電池の消耗が激しくて閉口してました。

そこで、ポータブルDVDは充電池のみで使用させていました。

一度に8本の単三電池を使うのですが、充電器2台を駆使(酷使?)して毎日1~2回、多いときで3回とっかえひっかえして使用。

この時も、充電を終えた8本がありますが、これがなくなったら充電ができない状態。

一応在庫も確認しましたが、8本もありません。

そのことをボンズに伝え、「大事に使って、後がない」ということをくり返し言ってたのですが、「気を付けようがない」のでしょうか、あっという間に電池がないと言い出しました。

最後の充電池を渡し、「あとはない」と伝えましたが、これも納得がいかないようで、大泣き、大騒ぎ。

昼過ぎに帰宅したチチが、プラレールの中から単三電池を抜き出し、なんとか8本集めました。

それでもあっという間になくなります。

夕方、スーパーに1時間半並び、単三電池8本入り1,000円を、3P買ってくることができ、親子でようやくホッとできました。

さらにその翌日、電気が復旧した地区に住む友人が充電をさせてくれたので、さらに1日もたせることができました。

充電できないとき困るんですが、やはり普段から準備してあると安心です。

心配その3、3DSの充電

ボンズはスーパーマリオで遊ぶのも、写真を撮るのも、動画を録るのも、すべて3DSで楽しんでいました。

何度もダメにして、中古で買い替えたりして、もう何代目なのかも忘れるほどです。

コレの充電が一番困りました。

が、

モバイルバッテリーから3DSに充電できるコードを持っているという友人がいて、しばらく使っていないしと持ってきてくれました!

あちこちにボンズを理解してくれて、ボンズの余暇活動が電子機器ばかりであることを知っていてくれる人がいて、本当にありがたかったです。

こういうのあるんですね、準備しておきましょう!

心配その4、手元の明かり

夜になると、本当に暗いんだということを実感しました。

幸い天気が良かったので、息をのむほどの星空にびっくり仰天。家族を呼びだし、

「本当はこんなに星がきれいに見えるんだね」(暗ければ)ということを知りました。

停電しているということを理解している大人でもそうだったのですが、ついトイレに入った時、洗面所を使おうとしたとき、階段を上がるとき、スイッチに手が伸びてしまいます。

その都度、「電気がない!」ことを実感。

「情報が欲しいからテレビ」「お風呂に入る」「コーヒーメーカーを使う」すべて電気に頼っていたんですね。

ボンズも「でんきちゅけて」を何度もくり返しアピール。

「電気直ったらね」

というのを、怒ってブレーカーを指さしたことがあるので、ここが電気ポイントであることを知ってるんだな~と思いました。

人感センサーでトイレとか階段にあるといいなと思いました。たくさん欲しいので安いのを探し、ぼちぼちそろえていきます。

ライフラインが途切れた時の備えが一番必要だった

災害に対する備えについて、いろんなサイトでグッズの紹介がされていますが、全てを備えることは可能でしょうか?

子どもがいると、服のサイズが変わっていくように、必要なものも変わるし、量も変わります。

もちろん、そこを踏まえてきちんと準備しておけばいいというのはわかりますが、現実的にどうでしょう。

災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう(首相官邸HP)

ここでは災害に備え、ご家庭で取り組むべき主な対策をご紹介します。

もちろん、必要なことですが、必要最低限のものを準備したら、あとはとにかく電源かなと思います。

防災グッズの紹介(総務省消防庁)

避難所が開設され、食糧や飲料など提供されるまでのものを各自準備の次くらいに、ボンズの余暇対策…を考えてしまうのは、我が家特有の考え方かもしれません(笑)

でも、電気がなくなったら?水が出なくなったら?ガスがこなかったら?を、考えて想定した備えは絶対必要です!

こういうのを参考にします。

電気は大切、身に染みてわかりました

普段からニュースなどを見て「大変だあ」と思っていた自然災害。

だけどすぐに自分だったらと置き換えて備えてないのが露呈してしまいました。

五年有効の非常食や水などもあったのに、全部期限切れ!

電池の買い置きも、漏電(自然消滅?)の可能性があります。

子どもがいると、着替えのサイズアウトもあるし、おむつが不要になったり、生活パターンも準備したときとは変わっている可能性がありますね。

災害のニュースを見たらすぐ我が身を振り返る。

そして、非常持ち出しグッズの有効期限や賞味期限をチェックし、ライフラインが途絶えた後の生活を、今の生活でシミュレーションしてみましょう。

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