自閉っ子に視覚支援!絵や写真で何を伝える?

意思の疎通がスムーズでない自閉症児者に、視覚支援を勧められたことはありませんか?

言葉で言ってもイメージしにくい事象を、目で見てわかる形で伝えるのが、視覚支援です。

実際に取り組んでみると、自閉症や小さい子に限らず、誰にでも、言葉だけで伝えるよりも理解しやすいという利点に気づくはずです。

我が家では、このようなカードを提示したら、「車で学校へ行くよ」ということが一発で伝わりました。

家庭で視覚支援なんてどう始めたらいいのだろう?と迷ってらっしゃる方向けに、このような記事を書きました。

長男ボンズは3才になってもママと呼ぶこともなく、名前を呼んでも振り返りませんでした。 名前を呼んでも足を止めないし、訳も言わずに突然走...

今回は、視覚支援の応用編?とでも言いましょうか、我が家で試した「視覚支援」をご紹介します。

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その1、ゴミの分別を幼児期から!やり直しなしでストレスフリー♡

ボンズたちはゴミの分別がきっちり決まった時代に生まれてきましたから、これはできるだけ早く理解できた方が、お互い楽です!

ここは何をする場所、と明確に示してあげるのも視覚支援の一つです。

当時住んでいた家は、「燃やせるゴミ」「プラスチックゴミ」「ビン、缶、ペットボトル」「燃やせないゴミ」等に分かれていました。

普段、子どもが特に関係するのは、「燃やせるゴミ」「プラごみ」「ビン、缶」の部分ですが、これが目印なしだと大変でした。

「あ、そこじゃない、その隣!いや、違う、その反対隣り!」

分別するらしいことはボンズも理解していたようですが、どういうルールで分けられているかまではわかりませんし、こちらもどう伝えていいかわかりませんでした。

ボンズは律儀に言われた通りのところに捨てようとしてくれるので、かえって申し訳なくて、見ただけでわかる方法はないかと考えて、思いついたのが、「赤」「黄」「青」のマークをつけることでした。

本当は「プラ」マークや「アルミ」など、ゴミを見て理解できたらいいのですが、それはまだ先でもいいですよね。

信号がこだわりのボンズだからこそ、「赤」に捨てて、「青」に捨ててという指示は一発で通るし、本人も「あか?」等確認しやすかったようです♪

ボンズの好きなパンツぱんくろうに出てくる「そといれ様」と同じ色並びにしたのも、当たり!でしたよ。

その頃のボンズの様子ブログはこちらです。

視覚支援とは、自閉っ子に理解しやすくストレス減を目的としたものであるうちのゴミ箱、右が燃やせるゴミ、真ん中がプラスチックゴミ、左が燃やせないゴミ等。ボンズが使うのは、主に右と真ん中なんだけど、わかりやすく伝えたいなーと思ってたんだ。例えばヤクルトを飲んだ時、フタは右に入れて欲しいんだけど、飲み終えたボトルは真ん中に捨て...

その2、タイムタイマーを楽しく使用開始するために

時間の見通しの立たないボンズに、「待つ」ことを理解してもらうため、タイムタイマーを購入しました。

全ての困難が凝縮されていると言っても過言でない「時間的見通し」。

タイムタイマーは高価だったし、でもお互い楽になりたくて、せっかく挑戦するのだから、ぜひともうまくやりたい。

初めての取り組みを試す時には、楽しいことから始めようというのは、視覚支援も同じです!

ボンズの場合は、おやつの時間少し前に初めて、このように提示したのですが…。

結果、うまくいきませんでした(笑)

…やり方は間違ってなかったと思うのですが…親の根気が足りなかったです☆

その後、こんな形で時間を知らせる試みもやりました。

その時にも、イラストは活躍します。

その3、借りたら返すことを理解してもらうために

お店での買い物はすぐに理解したボンズ。

レジで「ピ」ってしてからじゃないと、持ち出せないことはすぐに体得しました。

が、

逆に、「借りる」ということがなかなか理解できずに、小学校に入ってから苦労しました。

図書館では二冊の本を「借りる」ことができます。

そして、ボンズの入学した図書館には、大好きなきかんしゃトーマスの絵本がありました。

入学してすぐに一年生は図書館の利用方法を学びます…が、ボンズには「もらえる」と思ってしまうんですよね。

カウンターに、「借りたい」本を持っていくと、「ピ」ってしてくれますから(^^;

そして、2冊しか借りられないことも、理解してもらえず、学校の図書館では毎回大騒ぎしていたようです。

その頃の話はこちら。

先週、とうとう恐れていたことが。学校の図書館で本を借りることを覚えたボンズ。ただ、「借りた」ってことがわかってないようで、貸し出しの手続きをしてもらうために、「ぴ! ぴ!」(会計の時のレジの音)って言ってたし、先生も「借りたから返すんだよ」というところでつまづくのを懸念して、「貸してもらおうね」ってしつこく声掛けしてく...

ハハもない知恵しぼって、写真のような工作をしました。

それが功を奏したのか、対応してくださった先生のお力か、そのうち「借りる」「返す」が理解できたようなので、DVDレンタルも怖くなくなりました(笑)

ただ、時間はかかりましたけどね(^^;

その4、バスや電車で、席が空いている時だけ座れる

学校で、授業として公共の交通機関を使う時は、お友だちが一緒だからかあまり心配はいらないのだそうですが、家族で出かける時は、いろんな問題が。

その中でも、バスや電車は「座れないこともある」ってことが一番の問題。

そこでも、このような画像で説明をしました。

その都度、この画像が思い出されるといいなと願いを込めて♡

その5、手順表、ポイント理解も視覚支援

ボンズにお手伝いをさせよう、それと同時にお小遣いも…と、高学年になる時考えました。

お手伝いをするだけでも良かったのですが、ボンズが将来的に、仕事をしてお金を得るということのイメージ付け…に、つなげるために、

「お手伝いをしないとお金をもらえない、お金があれば、ガチャポンができる」

と、一気に欲張ってみることにしたのでした。

この辺の理解がどうなのか、うまくいってるのかは、まだまだ先にならないとわからないかもしれません。

じょうずな視覚支援の始め方は?

初めてのことを教えるには、まずは楽しいことから!というのが支援のテッパンらしいです。

でも、うちの場合は、ボンズが何に困っていて、何をしたがっているのか、何をフォローしてあげたら楽になるのか、全く見当もつきませんでした。

意思の疎通が大変なボンズが、「できたらいいなと思うこと」「困っていて、うまく理解してもらいたいこと」から始めましたが、「どうしたらわかりやすいか?」「何がイメージできてないか」を知るために、観察して、試して、まさに試行錯誤でここまできました。

視覚支援はまだまだ奥が深く、いくらでも応用できそうな気もします。

気負わず、あれこれ試してみてはいかがでしょうか?