自閉症でも飛行機に乗れる?準備と注意点

うちの長男ボンズが初めて飛行機に乗ったのは、3才の時。

まだ自閉症の診断が出る前でしたが、ウロウロとじっとしていない子だったので、一応覚悟はしていました。

実際に乗ってみると…

覚悟した以上に大変なことがありました(^^;

飛行機に乗ると、逃げ場がないようなものなので、親も子も大変ですよね。

その子によって対応策も違うとは思いますが、我が家の場合を紹介します。

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自閉症児に飛行機がつらい理由3つ

赤ちゃんを初めて飛行機に乗せる時、とても緊張しますし、事前にたくさん対策を考えます。

同じように、自閉っ子ボンズと飛行機に乗る時には対策を考えました。

不快な理由がわからない、いつこの苦痛が終わるかわからない、そしてその不安を伝えて、解消してもらう手立てがないという意味では、ボンズも赤ちゃんと同じだと思います。

航空会社によっては、受けられるサービスもいろいろ。お願いできることもそれぞれだと思いますので、事前にぜひチェックしてみてください。

知的・発達障がいのあるお客さまへのご案内ページです。空港での手続き方法や機内での過ごし方などを写真つきで解説した、JALオリジナルパンフレット「スカイちゃれんじ」もこちらよりダウンロードいただけます。

我が家では、毎回優先搭乗をお願いしています。

1. 乗るまでの見通しが持ちにくい

車やバス、電車などは、実物が割とすぐに目にできますし、気軽に乗ってみることができる身近な乗り物ですね。

乗ってみたいという興味にも、手軽に答えられる乗り物でもあります。

それに比べて飛行機は、試しにちょっと乗せてみるということができにくいのではないでしょうか?

そして、いざ乗る時にも、飛行機に乗るまでにいろいろな手続きなどがあり、乗り場(空港)に着いてから実際の搭乗まで実物が見えません。

それどころか、いつ搭乗したのかもわかってなかったという笑い話さえあります。

そして、乗ってしまってからは、独特の気圧や轟音、車や電車などとは違った揺れなどから、一定期間逃れられない苦痛があります。

大人でも苦痛になることのある飛行機ですから、搭乗の際には子どもの喜ぶおもちゃなどを準備しますね。

自閉っ子にとってもつらい条件がそろっていますから、できるだけ見通しを立てられるよう、準備をしましょう。

2.拘束時間が長い

一度乗ったら、すぐに「降ります!」と言えないのが飛行機の一番の難点と言えるのではないでしょうか?

その代わり、うんと遠くに連れて行ってくれる素敵な乗り物なんですけどね☆

窓の外の景色を見て気を紛らわらせようにも、窓そのものが小さいし、窓のそばに座れないこともあります。

そして、窓の外のシンプルな風景に満足できる子ばかりならいいのですが、興味のない子もいるかもしれませんね(笑)

我が家では、飛行機に乗る時は、新しい(買ってしまっておいた)おもちゃを必ず準備してました。

ボンズが好きなのはトミカなので、トミカ数台です。

音も出ないので、飛行機には持ってこいでした!

それでも数分、場を保てるかどうか…。

しかも、ベルト着用サインの点灯中は、ウロウロして時間をやり過ごすことすらできませんので、最初は本当に大変でした。

着陸後、いの一番に降機したい、動かない行列の意味がわからないと暴れた時が一番大変でした。

通路に立った人たちの足元を通り抜けようとした時には、全身から汗が止まりませんでしたよ。

帰りは陸路で帰らないといけないかな~って、内心、半分本気で覚悟しました。

その時の旅行の話はこちら。

発達支援教室に行き始めの、去年の秋。まだボンズが自閉症であることを知らないうちは、TDR二泊三日なんてやっちゃってたんですよ。すごいな~… と、自分で思ったので、今日のタイトルに「無知は力」と入ってます(笑)自閉症児と家族旅行、TDRへ!初日はTDSへ。お約束ですが、まず水にはまりました…この時ちょっとトラブルありで、...

3.飛行機の轟音と気圧の変化が苦手?

離着陸時の急激な気圧の変化で、耳が痛くなることがある、赤ちゃんは授乳や飲み物で、もう少し大きくなったら飴などを与える…と、よく聞きますよね。

飴は喜びますので、うちではもちろん活躍してますが…。

もしかしたら、体に重みを感じる重力の強さ、ボンズは好きかもしれないです。

聴覚過敏もないので、飛行機で耳をふさぐようなパニックもありません。

高速道路を走る時の、本線に合流するための急加速も好きなので、体にGがかかるのは好きかもしれません。

飛行機に乗る前の準備と見通し対策とは

視覚支援に限ります!

旅の準備は楽しい!けど、さらに手をかけて、旅のしおりを作ってしまうのです。

当時の準備の話はこちら。

初めての自閉症児連れ旅行、準備は思いつく限り万端にむふ♪ただいま頭の中は、来週のTDR旅行のことでいっぱいなのです♪旅行の準備って楽しいですよね。ボンズ対策としては、DROPLET PROJECTさんから、飛行機とバス(リムジンバスに乗るので)の絵カードをプリントさせてもらい、ディズニーのサイトでは、リゾートラインとリ...

また、先ほどご紹介したJALのサイトに、

知的・発達障がいのあるお客さまへのご案内ページです。空港での手続き方法や機内での過ごし方などを写真つきで解説した、JALオリジナルパンフレット「スカイちゃれんじ」もこちらよりダウンロードいただけます。

「スカイチャレンジ」というPDFでダウンロードできる箇所があります。

こちらには準備から予約時の注意事項やチェックシートがあります。

さらに、当日の空港での受付手順や、保安検査場の様子から搭乗口でチェックインまでの様子が写真でわかるようになっているので、便利です!

ぜひ事前にチェックして、自閉っ子への説明に利用されるといいと思います。

自閉っ子ボンズと優先搭乗を利用する理由

初めてボンズと飛行機に乗った時、私はボンズが自閉症だと知りませんでした。

着陸してから、すぐに降りたくて、通路の行列の意味がわからなくて、行列した人たちの足元を潜り抜けようとした時は焦りましたが、そこまでは割とスムーズにいったと思います。

ただ、その後、自閉症の診断も下り、自閉っ子のハハとしてある程度勉強をし始めてから、二回目に飛行機に乗った時は、搭乗の時から大パニックでした。

周囲の人たちからは「ボンズくんうるさいわね~」「ボンズくんダメね~」と名指しで苦情が出るし、親でもどうにもできない、誰も助けてくれないつらい思いをしました。

その時の経験と、その前後の違いを自分なりに比較分析し、優先搭乗を利用し、誰もいない静かな状態の機内に先に乗せてもらい、居心地の良い状態を作ってから、他の乗客を待ち受ける形に落ち着きました。

自閉症という理由でも、優先搭乗が利用できます

おそらく、最初に飛行機に乗った時は3才で、優先搭乗させてもらっていました(弟も乳児だったし)。

大パニックを起こしたフライトの時は、フライトキャリアも違うし、CAさんの対応も以前とは全然違うし、優先搭乗の時間に搭乗口にたどり着けなかったので、みなさんが乗ってから搭乗しました。

保育園でホールに入れなかったボンズですから、おそらく同じ理由で不快だったんだと思います。(音か雰囲気か)

さらに、窓側の席ではなく、ど真ん中あたりだったので、たくさん人のいるところに飛び込んで行ったように見えていたのかもしれません。

そして、我が家御用達のフライトキャリアも決定。

乗る前に「自閉症児がいます」ということで予約し、付き添いや、必要なフォローについてなどを登録しておきます。

当日は、我が家は優先搭乗さえさえていただければ、特にお手伝いは必要としませんが、CAさんがいつもボンズと私たちに声をかけくれます。

「お手伝いできることがあれば、いつでもお声かけくださいね」

多分、ボンズは、静かな機内に入ってさえしまえば、パニックを起こさず安心して座っていられますし、特別お手を煩わせることはないと思います。

でも、この一言があるおかげで、私たち親が安心できること、それがボンズの安心につながっているのでは?と、いつもありがたく、お守りのように感じています。

幼児期には、周囲の乗客にもボンズにもつらい思いをさせてしまいましたが、その経験のおかげで、今は快適に飛行機を利用した旅ができています。

飛行機に乗る前に利用の航空会社やホテルについて、ネットでどんどん調べられる時代なので、利用しない手はないですよね☆

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