映画『海洋天堂』を見て

2010年頃から日本の有志によって、映画『海洋天堂』を日本で見たい!というムーブメントが起きました。
翌年無事に全国で上映され、その翌年にはDVDとブルーレイで発売されました。

当時は、我が子の成長の心配で頭がいっぱいで、バナーなどで応援していただけなのですが、今考えてみたら大変なご苦労をされたんだろうな~と思います。

ジェット・リー(Jetli/李連杰)主演の『海洋天堂』は、自閉症の息子とその父親との情愛を描いた作品です。 中国・香港では既に公開され、50万人以上の人が鑑賞しています。 主題歌はジェイ・チョウの『説了再見』、音楽は久石譲、撮影はクリストファー・ドイルが担当。 『海洋天堂』が日本でも上映されることを願いつつ、この

この↑サイトは、参考のためにもずっと残しておいてもらえたらいいですね!

スポンサーリンク

映画海洋天堂の前評判は?

中国映画なので、最初は中国、香港での公開。その後は国際線の機内で観れたようです。
そして、全国の映画館で上映が開始されましたが…

その頃は、我が家は、家を引っ越し、落ち着かない生活でボンズがパニックな上、ボンズを保育園に入れるために奔走し、慣れない倉庫での仕事でいっぱいいっぱいでした。

映画を観た人の感想の中で、

「このお父さん、どうしてもっと早くいろんなことを教えてあげなかったのかな?」

という書き込みがありました。

「なるほど。自分はなるべく早いうちからボンズにさまざまな生活スキルを与えていこう。安心して死ぬために」

と思っただけで、もうすっかり『海洋天堂』のことは忘れていました。失敗!!

海洋天堂を日本で観ようというムーブメントにいまいちすごさを理解していなかった頃の自分のブログはこちら↓

『海洋天堂』は10年以上も自閉症の人たちの為のボランティアとして活動してきたシュエ・シャオルーさんの初監督作品。脚本を読んで感動したジェット・リーはほぼノーギャラで出演しています。世界的に有名なアクションスターであるジェット・リー(李連杰)が初めてアクションシーンのない映画に出演しました。ジェット・リー演じる王心誠は水...

海洋天堂を観ました!

あれからもう何年も経ってしまいましたが、ふとこの映画のことを思い出し、レンタルショップで借りるのも面倒だったので、いきなり購入。

いやーー買って良かった…。

もう宝物の仲間入りです。

前評判なんてぶっ飛んでしまいました。

ストーリーは、余命宣告されたシングルファーザーが、自閉症の一人息子の居場所と生活を案じて奔走する話です。

その一言に尽きます!

それをわかった上で観ているのに、「あーわかる!」「そうそうそうなんだよね」という感情移入が止まりません。

自閉症の息子さんの演技も、抜群の自閉っ子ぷり!

ダスティン ホフマン主演のレインマンを観た時には、自閉症者らしい常同行動の精密さや、サヴァン症候群である点になるほどと思いましたが、何せ当時まだボンズが小さくて、いまいち実感としてはピンとこなかったんです。(ボンズは言葉もなく、典型的カナータイプだし)

でも、本編のあちこちに散りばめられた自閉症あるある。

そして、自閉症児を育てているとぶつかる悩み。

胸が痛くなったり、昔を思い出して呆然としたり、涙、涙で観ました。

子どもを残して安心して逝くために

自閉症の子を持つ人に限らず、子どもが自立し、自力で生活するまでを心配するのが親のサダメ。

だけど映画に出てくる大福(自閉症の息子)のような子を持つ親は、心配の種のデパート。

あれもこれも心配で、そして時間をかけて、褒めて伸ばしてやらないといけない。

たくさんの人に愛され、居場所ができて、仕事があったとしても、安心するってないのかもしれない。

なんて、いろんな思いがあふれ、驚くほど泣きました。

自慢じゃないけど、涙はもう涸れたんだと思うほど、泣かなくなったんです!

ボンズのことで何があったとしても、涙は一滴も出ないし、どんな哀しい話を聞いたとしても、嬉しいことがあっても、泣くことがありませんでした。ましてや、映画を観て涙を流すなんて、うちの辞書にはありえなかったんです。

それがもう、泣いて、泣いて、嗚咽を漏らすほどの号泣。顔が腫れました。なんででしょう?

もちろん、好みの問題はあるので、みんながみんな泣く訳じゃないでしょうし、泣かせようとおススメしているわけでもありません。

でも、自閉症の我が子を残して逝くつらさに、胸がつぶれる思いでした。

自閉症を理解するために

自閉っ子を育てる親として、映画にドはまりしましたが、これを観てもらったら、障害を持つ子を育てる親がどんな思いをしているのか、自閉症児者とはどういうものか、広く知ってもらえるのでは?と思いました。

自閉症のひとり息子とガンに冒され余命わずかな父との物語。国際的アクションスター ジェット・リーがその脚本に涙し、ノーギャラでの出演を熱望した映画。『海洋天堂』は主演がジェット・リー、音楽が久石譲、撮影がクリストファー・ドイルという豪華スタッフが集結した父と子をテーマに描く感動作。

ぜひ、たくさんの方に観ていただきたいです♡

0