自閉症でも視力検査はできる?重度の子の場合

思い返せばいろんな意味でのターニングポイントになった三才児健診。

視力検査を求められたのも、三才児健診が初めてでしたね。

当時全く意思の疎通ができませんでしたので、家でやっておいてと言われる「視力検査」も「聴覚検査」もできないまま当日を迎え、即、別室へゴーとなったのでした。

その頃の話をこちらで書いてます。

三歳児検診はスルーのつもりでしたボンズは全く言葉が出てきていなかった。単語がちらほら、二語文なんてとんでもない。でも、上の子が女の子だったし、「男の子は遅い」って言うし、しかも、「俺も遅かった」という旦那の話も何度も聞いていたし。姑から聞いたのは、「1人で外へ遊びに行くような年齢になっても、全然しゃべらないし、近所の奥...

それから、長男ボンズの特性や対応について勉強し始めることになったので、ハハとしてもターニングポイントになった思い出深い健診となりました。

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視力検査を受けるためには、意思の疎通と多くのスキルが必要

就学時健診の時には、ハハとしては長男ボンズが自閉症であること、知的障害が重度で、あれこれできるようになるには手間と時間がかかるんだってことを理解しているつもりでした。

だからこそ、「視力検査、聴覚検査、できないだろうな」と思っていました。

ちょっと無理をしてでも挑戦させてみるべきこともあると思いますが、自分自身がボンズに挑戦させてやれると思えませんでした。

考えてみると、視力検査のためにできなきゃいけないポイント、そしてボンズには難しいと思われる手順がてんこもりなのです!

1、定位置に立って、指示された方向を見る

2、片目を覆う

3、指示されたところを見る

4、指されたマークのどちらが開いているかを答える

5、4をくり返す

6、覆う目を逆にしてくり返す

ハードル多過ぎ…

地域の小学校入学を目指す!就学児健診に視力検査は必須?

地域の普通の小学校に入れたいと思っていましたので、地域の他の子たちと同じ日に就学時健診を受けに行きました。

幸い、理解とフォローの手厚い小学校で、混雑を避け、支援級担任の先生も付き添ってくれました。

「視力検査、したことありますか?」

と聞かれましたので、「ないです、意味がわからないと思います」と正直に答えました。

「そうですよね、うちの子たち(支援級の児童)も苦手な子が多いです。

入学前から嫌な思いをすることもないですし」

と、スルーさせてもらうことにしました。

その頃の話はこちらに書いてます。

就学時健診いってきましたボンズにとってこの小学校は、学校内にある児童館にお姉ちゃんを迎えに来るところなんだけど、いつも、入らないんだよね。目の前にある信号機見て飛んでるから、「入れるかなー?」ってのが一番心配だったんだけど、難なくクリア。しかも三階まで上がって受付するところまですんなりついてきて、「順調、順調」とホッと...

小学校6年生にして、初の視力検査結果が!

ボンズ、目はいいだろうことはみんなわかっていましたので、毎年健康の記録簿に、視力が「検査不能」と記録されても気にしていませんでした。

ところが、6年生になって初めて「A」と「C」という結果を持って帰ってきました。

驚いて担任に聞くと、

「去年から練習していた方法で検査可能になりました」

と。

その方法とは、視力検査に使う「C」のような形(ランドルト環というそうです)を切り抜いたものをラミネートし、ボンズに持たせるというもの。

ランドルト環の周囲が透明になったものを持たせ、視力検査表の前に立たせます。

そして、指されたランドルト環と手にしたランドルト環をマッチングさせるということを教えてくれていたのでした!

「先生、目をふさぐのはどうしたんですか?」

と聞くと、先生が側に立ち、さりげなく(?)片目ずつふさいだそうです。

「5年生の時は両目でできていたんです。ただ、記録にはなりませんが」

なるほど!

ハハが知らなかっただけで、学校では長いこと取り組んでいてくれたようです。

そして、周囲の子たちの影響も大きいと思います。

人と過ごすことを快しと思うボンズだからこそ、周囲の子に目を向けていたし、高学年になりどんどん周囲が見え始めたことによって、「自分も頑張ろう」という気持ちになれたのではないかと想像しています。

視力検査の方法、他にはどんなアイデアがある?

先日、末っ子を眼科に連れて行ったら、片目を順番に覆うための眼鏡みたいなものがありました。

また、ボンズが特別支援学級で支援してもらっていたような、ランドルト環を立体化したもので視力検査をしている小さな子もいました。

右、左を言い間違ったりする低学年の子もいますし、落ち着いて、視力検査をするために…という意味では、こういう支援は万人に向いてますよね。

また、テレビやツイッターで話題になったことがあるそうなのですが、「たべたのだあれ?」というグッズもありました。

特別な支援の必要な子、三才児健診などで活躍しそうですよね。

株式会社フレーベル館のウェブサイトです。アンパンマンをはじめとする絵本や図鑑などの児童書や保育園・幼稚園に向けた遊具などの情報を発信しています。

動物を、子どもの好きな他のキャラクターにして自作することも楽しそうです。

要再検査という結果が出たら、眼科で再受診すべき?

ボンズ、視力検査の結果にCがつきましたので、本来なら再検査なのですが、「途中で集中力が切れてしまって…」ということだろうと判断し、病院には行ってません。

ちなみに、うちの上の子も、毎回再検査の紙をもらってくる子なのですが、毎回病院で再検査するといつも「異常なし」になるんですよ。

どうしてでしょう??と眼科で相談したら、

「学校では時間に追われて本人も慌ててしまって…ということがよくあるそうですよ」

と言われました。

ランドルト環をラミネートしてマッチングさせることや、支援グッズを使って視力検査することは、発達障害児に関わらず万人に楽しく、間違いなくチェックできる手立てかもしれませんね。

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